決勝トーナメントは、順当な勝ち上がり?

   

開催国ブラジル大苦戦

この大会の大本命で、グループリーグの第3戦でようやく本来の姿を取り戻したと思っていたブラジル代表だが、チリ代表に大苦戦した。

試合はブラジルペースで進んでいったが、決定的なチャンスは作れない。
チリもペナルティーエリア内に進入するのが難しい状況だった。

先制点をあげたのはブラジル。
チリのディフェンスは非常に組織的で、運動量豊富ですばらしいものだが、唯一の弱点は高さだった。
背が低くても、ハイボールに強いセンターバックだったが、コーナーキックなどで、相手の大型のDFが並ぶとさすがに弱点になってしまう。

コーナーキックから、チアゴ・シウバが逸らして、最後はダビド・ルイスが押し込み先制点をあげる。
最後はオウンゴールのような形だったが、ダビド・ルイスのゴールが認められた。

ココまでの試合内容を観ていると、チリが得点をあげるのは至難の業だと金澤敏明は感じていた。

しかしチリが、ブラジルの油断をつく。
ブラジルのスローインを高い位置でバルガスがカットして、中にいるエースのサンチェスにパス。
そのボールを落ちついて逆サイドに流し込み同点に。

その後お互い決定機を作ることを許さない展開に。
特にチリのディフェンスのネイマール対策は凄かった。

日本の解説者も、よく一人でダメなら2人、3人とやればとよく言っているが、日本代表はそれを、長い時間やることができない。
しかし、チリ代表はそれをネイマール相手にやり遂げた。
素晴らしい組織力だった。

そんな攻め手を潰されたブラジルで唯一の輝きを見せていたのはフッキだった。
こんな選手が昔はJリーグの2部のヴェルディにいたんだなと思うと、その時に観ておきたかったと思うのは金澤敏明だけではなかったはず。

特に延長に入ってからの運動量と1対1の仕掛けは、圧巻だった。

2チームの戦いは、PK戦に持ち込まれた。

チリは二人連続ではずし、ブラジルも一人がはずす展開だった。
どちらのチームも、慎重になりすぎ、コースが非常に甘かった。

ブラジルのジュリオ・セザールはヤマをはることなく、蹴られてから対応している感じで、コースを狙われたらしょうがないような覚悟を決めてPKに挑んでいる感じもした。

ブラジルも二人が失敗して、タイになるかと思われたが、チリの最後のキッカーがポスト直撃して万事休す。

このPK戦で、普段の試合中にPKを任されている人の技術力の高さを改めて感じさせられた。
試合中のPKとPK戦では違うのは分かるが、あの場面でも厳しいコースをつける精神力と技術力があるからこそ、PKのキッカーを任せられているんだと思う。

チリの素晴らしいディフェンスと組織力の高さがここで終わってしまうのは非常に残念に思う金澤敏明ですが、日本にはチリのような体格に恵まれなくても、これくらいやれるという素晴らしい目標になったかもしれません。

ブラジルは危ない状況ながら、なんとかベスト8に進出した。

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