スペインが早くも瀬戸際に

   

前回の決勝戦のリベンジが成功

グループリーグ屈指の好カードのスペンイ×オランダの対戦。
接戦が予想されましたが思わぬ差が付いてしまいました。

試合は、前半に出場が微妙と思われたジエゴ・コスタがペナルティーエリア内で倒されPKを獲得して、これをシャビ・アロンソが落ち着いて決めて先制。

しかし前半の終わり間際にブリントからのロングパスをファン・ペルシーがオフサイドトラップを掻い潜り抜け出して、技ありのループ気味のヘッドで同点に。

後半まさのかのゴールラッシュ

またして左サイドのブリントからのロングボールを今度はロッペンが見事なトラップからディフェンスをかわしてゴールでオランダが逆転。

その後、スペインもチャンスを向かえるがゴールを決めることができない。

スペインは逆転のために、ジエゴ・コスタとシャビ・アロンソを下げて、フェルナンド・トーレスとペドロを投入する。

しかしその直後に、フリーキックから追加点を決められてしまう。

金澤敏明の考えでは、この1点はスペインには、かなりのダメージになったと思っている。

選手交代直後で、これから逆転を狙っていた時の失点で、選手のモチベーションが下がってしまった。

そしてキーパーチャージを取ってもらえる可能性もあったプレーだったが、判定はノーファールだったこと。

1点ならなんとかなりそうだったが、2点差は時間を考えてもオランダのこの日の守備デキを考えると厳しいのがわかっていたと思う。

しかもこのFKのきっかけになったファールも、ちょっと厳しかった。
足の裏を見せたとの判定だとは思うが、足の裏を見せた方向に相手の選手はいなかった。ファールしたピケも笑うしかなかった状況だった。

その後得点を狙って攻めていたスペインにまさかの失点が。

ディフェンスラインでボールを回していたスペインがキーパーのカシージャスにバックパスをしました。
そのボールをトラップミスするとファン・ペルシーにチェックされボールを奪われて4失点目を与えてしまいました。

カシージャスのこんな初歩的なミスは記憶にない。
3失点目で既に緊張の糸がきれていたのかもしれない。

その後スペインにフェルナンド・トーレスに決定気が訪れるも生かせない。

その後カウンターから、ロッペンの鬼足が炸裂する。
セルヒオ・ラモスの後ろからロングボールを追いかけ逆転して一気に抜け出すと、キーパーをフェイントで崩す余裕もみせ、見事にゴールを決めてまさかの5失点。

その後もオランダの強力なカウンターを食らう場面があり、よく5点でおさまったなという展開。

金澤敏明の試合の総括

この試合のオランダの守備の出来は素晴らしかった。
怖がらずにDFラインを高めに設定して、ボールを持った選手を多くの選手で楽にチェックできる環境を作った。

ファン・ハール恐るべしといった所。
そして攻撃陣では、ロッペン、ファン・ペルシー、スナイデルの3人でも十分相手にプレッシャーを与えることもできた。

逆にスペインは、ロッペンという快速ウインガーがいるのに、オフサイドトラップにこだわり過ぎたかもしれない。
得点を決められる前から何度もオンラインぐらいのオフサイドで凌いでいたので、観ていて非常に怖かったが、やはり失敗した時のリスクがあまりにも大きすぎた。

そしてオランダと初戦で当たったのが厳しかったと思う。
連戦続きだと今回ほどのパフォーマンスをロッペンもできなかった可能性がある。
初戦だからこそのパフォーマンスだったと思っている。
今後は暑さで疲れが取りきれないで試合に挑むことが多くなると思うので、最高のパフォーマンスを発揮できる初戦は避けたかったかもしれない。

この大敗で、スペインは得失点争いは非常に厳しくなったと金澤敏明は思う。
残る2戦は、2勝することが絶対条件になりそうだ。

次のチリ戦で引き分けると、最終戦のオーストラリア戦で6点以上が必要になるかもしれない。
唯一の明るい材料は、オランダが2連勝しても、チリが1位通過の可能性を残すので、オランダが最終戦でチリを倒してくれる可能性があることだ。

普通なら2位以上が確定すれば、メンバーを変更して楽をさせたいが、1位通過しないと決勝トーナメントの初戦でブラジルと当たる可能性が非常に高いので、是が非でも1位通過を狙いたいはずだ。

オランダがこのディフェンスを続けることができ、ブラジル大会を盛り上げてくれると思う。

スペインは、次から大きくメンバー交代する必要がありそうだ。
キーパーの交代をして世代交代に繋げるチャンスだと思うし、ペドロをレギュラーにしたほうがいいと思う。

この試合で最後までボールを追っていたのは、途中出場のペドロだけだった。
特に最後に投入されたセスクは、試合が決していたとはいえ、居るのかどうかもわからない状況だった。

次のチリ戦は、激しいサッカーを見せてくれないと、金澤敏明が優勝候補にしたスペインが早くも消えてしまう。

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