イギリスのEU離脱がサッカーに及ぼす影響

      2016/06/28

イギリスの国民投票によりEUからの離脱へ進むことになった社会ニュースは、スポーツそしてサッカーの世界へも飛び火する可能性がある。

EU加盟国出身の人には就労ビザが必要なく、簡単にプレミアリーグへ移籍することが可能だった。
しかし、今回のEU離脱が実現し、現状のルールのままとなると大きく変わってくる。

厳しい審査を受けなくては移籍できなくなってしまう。
※厳密に言えば移籍はできるが、就労ビザが取得できないと試合に出ることができない。
移籍の条件は、FIFAランクで2年間の平均順位が70位の国の選手に限る。
過去2年間の代表Aマッチで75%以上の試合に出場していることが必要になる。(親善試合は含まない)

これは、若手選手の移籍に大きな壁となるのは間違いない。
今年優勝したレスターで今や代表でも大ブレークしているフランス代表のカンテやEUROで大活躍中のパイェなどは、代表歴の条件をクリアーできておらずプレミアリーグに移籍する事は出来ても、労働ビザが発行されない可能性があった。

宮市選手のようにこの条件をクリアーしていなくても労働ビザが取得できる例外的なケースも存在する。
宮市は、アーセナルと5年契約を結んだが労働ビザが降りなかったのもありそのままオランダリーグへレンタル移籍をした。

オランダでの活躍と日本サッカー連盟による推薦状とアーセナル監督のベンゲル氏直接の働きかけにより、労働許可証が発給過去もある。
特例の条件でも1試合は代表歴が必要になるケースが多い。

 

現行の選手たちへの影響は?

現在登録されている選手でも就労ビザが発行されない可能性がある選手もおり、そうなるとチームとして穴埋めに必死となる。
高い移籍金を払って、選手を獲得することになるか、自国の若手選手の育成や他チームから同国選手の獲得を急がないといけなくなる。

プレミアリーグ内だけ、イングランド出身選手の争奪戦や移籍金の高騰の可能性すらありうる異常事態に陥る可能性もある。

 

ルール変更の可能性は?

現状のルールのままとなると選手を集めるのにも苦労と多額の移籍金が必要になってしまう事が予想される。

世界最高峰のリーグと呼ばれるプレミアリーグの質が落ちる事も考えられ、そうなるとテレビ放映権などの契約にも影響を及ぼしリーグ弱体化へ加速する可能性があると金澤敏明は懸念しています。

また噂の範疇ではありますが、ロンドン市はユーロ残留の為に独立運動を行う可能性などもあるようで、そうなるとロンドンを本拠地とするアーセナル、トッテナム、チェルシー、ウェストハムなど数多くのチームはプレミアリーグからの脱退あるいは、本拠地移転などの騒ぎに巻き込まれる可能性も出てくるかもしれません。

イギリスのEU離脱のニュースは様々な世界へ大きな影響をあたえる大事件へと発展しています。
しかしEU離脱が完了するまでに早くても2年以上とも言われていて、その間に二転三転する可能性も十分に考えられると思います。

プレミアリーグルール変更を含めた対策を予め進めておく必要があり、対応の遅れがリーグ弱体化へと繋がる可能性も十分にありそうです。

 - サッカーその他の話