日本対ブラジル(2)

      2012/10/23

前半戦の模様をまだ見ていない方は日本対ブラジル(1)をご覧ください

後半戦スタート

前半戦を終えてスコアは2-0

後半のスタート時に中村憲に代えて乾が入り、内田に代えて酒井が投入された。

スタートしてまもなくの3分ブラジルのコーナーキック。
オスカルのキックはファーサイドに高いボールを入れた。

ディフェンスがギリギリ届かない位置にネイマールがいて、胸トラップからシュート。
これが吉田の足に当たりコースが変わりゴール。
開始早々に、さらに引き離された。

日本も5分にコーナーキックをショートで繋ぎ、最後は香川がゴール中央からシュートを放った。これはキーパーは反応できなかったが、枠を捉えられなかった。

16分にはビックチャンス。
遠藤から香川に渡り、香川が走りこんでいた本田にスルーパス。
本田がエリア内で倒されたが、ノーホイッスル。
前半PKをブラジルに与えていたため、ここは笛があるかと思ったが、審判はファールはなしと判定。しかし、展開は素晴らしかった。

21分にブラジルはネイマールのクロスを中央に走りこんでいたラミレスが押し込みゴールネットを揺らすが、ボールがラインを割っていたとの判定でノーゴール。
これはとても微妙な裁定。カメラの角度があまりよくなく分かりにくかったが、個人的には出てなかったように思える。
日本は助かった形だった。

トドメの一撃

31分に吉田のパスを、本日絶好調のパウリーニョがカットして、中央のネイマールへ。
ネイマールが左サイドを走っていたカカにスルーパス。
これをカカが、ドリブル持ち込み落ち着いてゴール右隅に流し込んで4点目。

そして試合はこのまま4-0で終了。
結果的にはブラジルの圧勝で終わった。
これでブラジルは、アジア勢相手の3戦で中国8-0、イラク6-0、日本4-0と全て圧勝で下した。

格下相手では、確実に結果を残すあたり抜かりがない。3戦で18点!凄い攻撃力だと改めて感じさせられた。

この試合を通しての感想

この試合を見ていて1番の感想は、やはりどこかで1対1の勝負をして、相手の守備を崩さなくては決定的なチャンスは訪れないということ。

ショートパスの精度は上がり、回せるがその間に守備陣に万全の形を作られてしまう。今回のスタメンでは、勝負する場面があまりにも少なかった。無理な勝負をするのではなく、間隔や間合いがいい時は、積極的に挑むべきだ。直ぐに安全なパスを選択してしまう。

勝負をしないから、相手はパスカットに比重を置き、カットされる可能性を高めてしまう。ドリブルの仕掛けがあれば、相手は後手を踏み、パスも通りやすくなる。
この先のステージを考えると、宇佐美や宮市のような、仕掛けるドリブラーの成長が必要になるかもしれない。

清武はもう少し積極的に行くかと思ったが、パスの選択肢があまりにも多すぎた。中村憲も同じタイプで、パス主体なので、ドリブルが得意な選手を入れて、いろいろなバリエーションを持ったスタメンを組むのもありだと思う。

スペインも同じようなサッカーをするが(レベルは違うけど)、パスの正確性とプレッシャーを受けた時でも落ち着いてさばけるフィジカルと技術があるため、高い位置でもボールをキープできるし、ペドロやイニエスタのように、ドリブル突破もできる選手もいる。
またサイドバックの攻撃参加が凄く、縦の突破も果敢に狙ってくる。
そのため、ピッチを広く使えるので、ディフェンスラインにスペースもできる。

今回負けはしたが、内容的には勝ったフランス戦より、かなりよかった気がする。
全く点が入りそうな気がしないとは思わなかったし、防げる可能性のあった失点もあった。
逆にもっと大量失点の可能性もあったが、個人的には、2~3点差が今の実力の差ではないかと思っている。

ホームでいくら強い相手とやっていい勝負してもあまり成長に繋がっているとは思えない。
今回のようにアウェーや他国で強い相手にどこまでやれるか、厳しい環境に慣れることも大変重要になってくると思う。

W杯本番で、ブラジルと再戦して成長した所をみせてもらいたいものだ。

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