ドイツがEUROの大会で初めてイタリアから勝利

   

世界屈指の強豪国同士の対戦となった準々決勝は、白熱の展開でPK戦にまで持ち込まれましたが、ドイツが好調のイタリアを退けました。

EUROの大会でドイツがイタリアに勝つのは今回が初めてだったそうです。
そんな印象は全くなかったですが、それだけ大きな大会ではイタリアの勝負強さが光っていたということだと思います。

 

試合は予想通りのドイツペース

ベスト16で優勝コースのスペインを破ったイタリアは、その試合と同じようにボールポジッションはドイツにあった。

しかし、ドイツもボールはキープできるが、決定機を作ることはなかなかできなかった。
どちらかというと持たされているイメージが強い試合展開となった。

イタリアも得意の高速カウンターやショートカウンターを試みますが、なかなか上手くいきませんでした。
その原因は、中盤から効果的なパスや始まりとなるパスを出すことが多かったデ・ロッシが出場できなかったのが大きかったと思います。
そしてその相棒のモッタも出場停止で、創造性の高い2枚を欠いたのは非常に痛かったと思います。

それでも前半は0-0の戦いとなりました。
ドイツは、ケディラの負傷で前半早々に1枚交代でシュバインシュタイガーを投入する苦しい展開になりました。

 

試合を動かしたのはエジル

こう着状態が続く重い流れを動かしたのは、エジルだった。
右サイドをエグったドイツは中央にボールを折り返すとディフェンスに当たりコースが変わるところにエジルがタイミング良く走りこんできて絶好調だったブッフォンのネットを揺らして先制点をあげた。

こうなるとかなり苦しくなってしまったイタリアは、攻撃にシフトチェンジしてなんとか同点を目指すが、逆にカウンターのピンチも迎えることになる。

 

イタリアの執念が実を結ぶ

なんとか同点にしたかったイタリアは積極策にでて攻め続けると思いもよらないラッキーが訪れる。

キエッリーニをマークしていたボアテングがエリア内でハンドをおかしてしまいPKを獲得しました。
右サイドからセンタリングにキエッリーニがニアサイドにポジションをとりながら移動。
マーカーのボアテングもピッタリと後ろに着け磐石の状態に思えたが、手を使って押していない事をアピールするために大きく両手を挙げてマークしていたその手にボールが当たってしまう不運だった。

こればかりはボアテングを責める事は出来ないと金澤敏明は思いました。
そのアピールをしないでキエッリーニが倒れた場合はPKを疑われる可能性もあり、こればかりは不運としかいいようがなかったと思います。

このPKをディフェンダーのボヌッチが決めて同点に追いつきました。

ドイツは逃げ切りも考えてマリオ・ゴメスに代えてドラクスラーを投入済みでした。
このまま後半戦も終わり、延長戦へ突入。

 

白熱のPK戦も見ごたえ十分

元世界NO.1のブッフォンと現役のNO.1と言われるノイアーという後世に名を残すキーパーの対決という面白みもあるPK戦となった。

相手キッカーに与えるプレッシャーもハンパではなく、誰が守っているかというのも非常に重要ななんだと金澤敏明も感じるほどに2人のキーパーの威圧感は凄かったと思います。

両チームの選手たちも120分間の激闘を終えて疲労もあり万全で蹴る事が難しいというのもPK戦の醍醐味だと思います。

先行のイタリアの2番手のザザが枠をはずしてしまいますが、同じ2番手のドイツのミュラーはブッフォンにシャットアウトをくらいます。

ドイツの3人目のエジルがブッフォンの逆をつくもポスト直撃で、ドイツがピンチに!
しかしイタリアの4人目ペッレのPKは枠の外へこれは完全にノイアーに読まれていてコースに行っていても止められていましたね。
ドイツの4人目のドラクスラーが決めて同点に

イタリア5人目のボヌッチがノイアーに止められて追い込まれたイタリアでしたが、ドイツの5人目のシュバインシュタイガーが大きく外して再度同点に

6~8人目までは両チーム共決めて勝負は9人目に突入。
イタリアのダルミアンがノイアーに止められ、ドイツのヘクターがキッチリと決めて6-5のスコアでドイツ勝利しました。

9人目まで突入する見ごたえ十分なPK戦でした。
金澤敏明が今まで見てきた中でも、かなり記憶に残る戦いだったと思います。

強豪をイタリアを退けたドイツですが、次は地元開催で優勝候補のフランスとの戦いになり厳しい戦いはまだまだ続きます。

 - EURO2016