レアルがクラブワールドカップを優勝!鹿島が世界を驚かせるサッカーを魅せた

   

4654611684620昨日に行われた世界のクラブチームの頂点を決めるクラブワールドカップの決勝。
下馬評では、圧倒的なレアル有利で一方的な試合を予想する人も多かったはずです。
それは、わたくし金澤敏明も例外ではなく、3-1ぐらいなら良いほうだなと思っていました。

しかしその予想は、良い意味で裏切られ鹿島アントラーズがレアル苦しめるサッカーをみせ延長戦まで突入する激戦となりました。
結果は延長で2ゴールを決めたレアルが4-2で勝利しましたが、鹿島アントラーズにも勝機は確実にあった試合でした。

前半で1-1に追いつく柴崎のゴール

前半の早々の9分に右サイドからのクロスのクリアボールをモドリッチが右足でミドルシュート
それを曽ヶ端がナイスセーブするもゴール前にポジションしていたベンゼマが流し込んで先制点を奪いました。

鹿島の選手の多くはセンタリングのクリアと同時にラインを上げていたんですが、昌子選手だけは上がっておらずオフサイドが獲れませんでした。
この早い時間での先制点でしたので、多くの人がレアルのゴールラッシュの予感を感じていたんではないでしょうか?

しかし、その後のレアルの猛攻を受けるもなんとかゴールを奪われる事なく凌ぎきっていると終了間際の44分にアントラーズの左サイドの攻撃から中へ折り返し、そのボールを柴崎が左足のボレーで同点に追いつきました。

柴崎選手の胸とラップは大きくなってしまいましたが、相手DFのヴァランのクリアミス?というより対応ミスにも助けられ同点ゴールに追いつきました。

後半も一進一退の攻防が続く

後半にゲームを動かしたのは、鹿島アントラーズだった。
後半開始7分にクリアボールを柴崎が胸トラップからドリブルを開始。

周りを3人に囲まれながら中央からやや左に流れながらのミドルシュートを放つとゴール左隅に突き刺さるスーパーミドルで逆転に成功する。

クリアボールを受ける時の柴崎選手のポジショニングとディフェンスの背負い方が非常に上手かったと私には見えました。

これで逆転されたレアルは、怒涛の攻撃をスタートする。

13分に右サイドを攻略してエリア内に突入したバスケスを山本選手が倒してしまいPKを謙譲。
これをクリスティアーノ・ロナウドが決めて2-2の同点に追いつきました。

このPKは勿体無かった感じがします。
柴崎選手が体を寄せて相手の体勢を崩していただけにあのファールは勿体無かったですね。
完璧にボールではなく体にチャージしてしまったので、このPKは正当な判定だったと思います。

ここからは逆転をかけて両チームとも得点を奪いに積極的に攻撃をしかけました。
一番の決定機は、ロナウドが高い位置でボールを奪い完全なカウンターになった場面でした。

一人交わして残り1人のDFが寄ってきたので、中央のベンゼマとバスケスの2枚がフリーになりましたが、クリロナは自分で強引にシュートにいき、この決定機を潰してしまいました。

パスを出せば、かなり確率でゴールに繋がったと思いますが、あそこで自分でゴールを狙うのも絶対的エースなのかもしれませんね。
もし負けている場面だったら、パスの選択もあったのかもしれません。

鹿島はアディショナルタイムに左サイドからのセンタリングがファーサイドまで流れてフリーの遠藤選手の前に来ましたが、チャンスに焦ってしまったのか?まさかのボールが来るとは思わず対応が少し遅れてしまい利き足でのシュートが間に合わなかったのか、枠に飛ばすこともできませんでした。

この直ぐ後に笛がなっただけに、これを決めていればそのまま勝てていたはずです。
このまま後半も終了して延長戦に突入しました。

延長戦では自力の差が出始める

延長戦に入るとこれまでの運動量の差や、控え選手層の質の差が徐々に現れて、ベンゼマからのパスをクリロナが受けて左足で鋭いシュートで勝ち越しに成功!

しかし鹿島にもチャンスが訪れ、柴崎のFKから鈴木がフリーでヘディングをするも枠をわずかにとらえられず同点にはならずでした。

延長の前半終了間際には、ディフェンスのクリアボールをトニ・クロースがミドルシュートをゴール前のクリロナがピタッとトラップしてハットトリックとなる自身3点目となるゴールで試合を決めました。

あのシュートミスとはいえ鋭いボールをピタッと止めるトラップ技術は脱帽でしたね。
鳥肌が立つような技術力だったと思います。

このまま4-2で終了しましたが、延長戦まで苦しめたアントラーズのサッカーは世界のサッカーファンを驚かせたと思います。

疑惑の判定が悔やまれるラモスへのジャッジ

後半の終了間際にセルヒオ・ラモスがカウンターを止めるためにボールではなく、体に行ったファールは、あきらかなファールであり、裏に抜け出されるとピンチになる場面で、審判も直ぐに笛を吹き胸ポケットに手を入れながらラモスに近づきイエローは確実だと思われましたが、セルヒオ・ラモスは、すでに1枚のカードを貰っていたので、ここで出すと退場となってしまう事を考えたのか、あのアクションをしておいてカードを出しませんでした。

この試合はザンビアのシカズ主審が笛を吹いていました。
他国のサッカーファンや審判などもカードを出して退場にするべきだったと発言している方が多かったプレイでした。
明らかに違和感のある対処だったのは間違いありません。

アントラーズの石井監督が言っていた言葉が一番しっくり来ました。
「審判に勇気がなかった」
まさにコレに尽きると思います。
試合を壊す事を恐れて、退場者は出さないようにしたのだと思いますが、出すべき時はしっかりしないとダメだと思います。
タラレバになりますが、あそこで数的有利になれば、延長戦でも違った戦いになり、凄い事が起こっていたかもしれません。

しかし、世界のサッカーファンに鹿島アントラーズというチームの実力をみせつける事ができる結果となったと思います。

この試合で2得点の柴崎選手には、海外移籍のチャンスが訪れそうな凄いインパクト残した試合になりました。
一人でも多くの日本人選手が海外の厳しいサッカーで揉まれて、成長してクラブワールドカップに戻って来てくれる時代がくれば、日本も強豪国になれるのかもしれませんね。

レアル優勝おめでとうございます。
そして鹿島も非常にわくわくするサッカーをみせてくれて、本当にありがとうございました。
天皇杯も頑張ってください。

 

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