CL準決勝はスペイン勢が姿を消し、ドイツ勢による決勝が決まった!

   

共に大きなビハインドを背負った状態でのホームでのセカンドレグに挑んだレアルとバルサ。
2チームとも決勝に進出できなかったが、その中でも内容は明暗がわかれた。

遅過ぎた反撃

レアルとドルトムントは、ファーストレグで1-4だったので、レアルは3-0で逆転が可能だった。
攻撃的に行く事が予想されていたとおり、前半からドルトムントのゴールに襲い掛かったが、焦っていたのか、ゴール前で惜しいミスが目立った。

決定的なチャンスも作り、ゴールバー直撃など運にも見放された。

後半の途中からディフェンスを一枚減らして、カカやベンゼマなど投入すると、終了間際に2ゴールを奪うことに成功した。
しかし残り時間があまりにも少な過ぎた。
2-0のスコアをもう少し早い段階で作ることができていれば、相手にかかるプレッシャーの時間も多く、ミスも誘えたかもしれない。

特に前半で1点も奪えなかったのが響いたかたちだ。

終盤のスタジアムの雰囲気を見ると、逆転するんじゃないかと思わせる感じがした。

この試合は2-0で勝利したが、トータルスコアで及ばなかった。

名将モウリーニョがレアルを去る

この敗戦をうけて、名将モウリーニョが来期はレアルの指揮をとっていないだろうと発言した事で、実質的に監督の交代が決まった。

モウリーニョは古巣のチェルシーの監督をすることが有力視されており、それに伴いレアルから選手が何人か出て行く可能性も否定できない。

モウリーニョはスペインの記者たちに相当な不満があったようで、会見場で皮肉たっぷりな意見を言っていた。
プレミアでは、いい時は賞賛してくれ、悪い時は批判をされた。
しかし、スペインでは、批判しかなかったようなコメントを言っていた。

このコメントを聞くと、モウリーニョがリーガの舞台に戻ってくることはないかもしれない。

もう一つの準決勝


ファーストレグでまさかの4-0の大敗
を喫したバルセロナが、ホームカンプノウでバイエルンを迎え撃つ戦いがあった。

最低でも90分で4-0にしなくては、次に進むチャンスがないバルセロナだったが、メッシがベンチスタートだった。

どうやら、リーガの試合では調子はまずまずだったようだが、直前の練習の時、状態があまりよくなかったようで、話し合いの結果ベンチスタートになった。
また、中盤の底でDFラインと前線の選手のパスの繋ぎ役を担っていたブスケツがケガで出場できなくなり、ソングとセスクが先発出場することになってしまった。

精彩を欠いたバルセロナ

メッシ、ブスケツを欠いたがそれでも、素晴らしいメンバーのバルセロナだが、いつもほどの迫力と得点しそうな雰囲気がなかった。

4-0を目指すチームには、あまりにも痛過ぎる前半0点で終了してしまった。
バイエルンは、マンジュキッチがこの試合に出れたので、ディフェンス面での活躍も目に付いた。
またメッシ不在のため、シュバインシュタイガーがDFだけでなく、余裕ができたのもバイエルンにはプラスに働いた感じがした。

後半にバイエルンの決勝進出を決めるゴールシーンが訪れる。

右サイドをロッペンが個人技でディフェンスを交わし、サイドネット揺らして、バイエルンが先制した。

その後もリベリのエリア内の突破を許し、中央に折り返されたボールを、ピケがオウンゴールで追加点。
この場面は障らなければ、中央でマンジュキッチがフリーでいたため、外に出せなかった時点で仕方ないゴールかもしれない。

更に、左サイドからのパスにミュラーにヘッドで競り負け3-0となってしまいそのままのスコアで試合は終了。

トータルスコア7-0でバイエルンの圧勝だった。

バルセロナは2試合とも無得点で、大量失点と最悪の結果に終わってしまった。

金澤敏明の感想

現状を考えれば、スコアは少し離されすぎたが、順当な結果だと思う。
それほどに、今のバイエルンは強い。

控えの層も厚く、先発メンバーも素晴らしく、チームディフェンスも完成している感じで、決め事を選手が守り、しっかりとしたチームディフェンスができていた。

プレスを掛け始める位置をしっかり決め、ディフェンスラインではボール回しをすることを許したため、ポジッションは負けるが、誰が見ても内容はバイエルンと思う結果だった。

特にバルセロナのような両サイドバックが、高い位置をとるチームは、バイエルンとの相性は最悪なのかもしれない。
リベリ、ロッペンと世界屈指のドリブルとテクニックを両サイドに持つこのチームのカウンターは非常に危険だ。

そしてセンターには、マンジュキッチ、ゴメスといった長身でフィジカルが強い選手が待つ。
選手の身長も高く、サイドからのボールも有効で、弱点らしいところが見当たらない。

バルセロナは残念な試合が続いてしまった。
この試合には、プジョル、ブスケツ、アルバ、メッシと主力4人を欠いた本来のチームではなかった。
しかし、今の状態でこのメンバーがいても結果は同じだと、バルサファンの金澤敏明ですら思ってしまう。

リーガ開幕当初のような、チーム状態ならいい勝負ができたかもしれないが、リーガ終盤では、なんとか勝つか引き分ける試合が多くなっており、チームの底力の差が出たのかもしれない。

バイエルンは昨年は決勝で敗れた苦い思い出があるだろうが、今年のチームは成熟度が違うし、戦い慣れたドルトムント相手でもあり、今年こそは優勝の可能性は非常に高いと思う。

最近の試合を観ていると、バイエルンが負けるところが想像がつかないというのが本音になってしまう。

決勝は一発勝負なので、気が抜けない戦いになると思うが、いい試合で優勝を掴んで欲しいと思う。
ドイツ勢の底時からを改めて思い知らされた準決勝の結果になった。

バイエルン×ドルトムントの決勝を楽しみに待ちたいと思う。

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